ずいぶん間が空いてしまいましたが、卑猥画像をトップに載せておくのも何なので、
画像中心に残り3日の事を書こうとおもいます。
2日目は、釧路湿原に行きました。
ここは道東旅行を計画してから、最も行きたい場所だったので、
時間をかけてゆっくり回るつもりでした。
それが過ちの始まりだった・・・
まず車で釧路市湿原展望台へ。
展望台内の案内板。赤字のルートを通って来たのですが、
所要時間5時間、靴擦れ&出血で大変な事になりました!
しばらくはこんな木道が続きます。
湿原というよりは森。
サテライト展望台の眺めは素晴らしかったです。
仕事用の大型ビデオカメラで撮影している人がいました。
段々、湿原らしくなってきます。
途中、草陰からリスが飛び出してきました。
癒されました。
しばらく歩き、森エリアを抜けると、探勝路が待っていました。
展望台で見た湿原部分に降りてこれるのは、感動もありますが、ひたすら長かった!
この直線の道を歩き終わるのに、一時間以上かかりました。この辺は人気も殆どありません。
(写真の人は途中で帰ってしまいました)
途中、境界がありました。
無限に続くこの道を歩くことで、いつのまにか
生と死、現実と非現実の境界を越えてしまったのかもしれません。
途中、「実は我々は狐に化かされていて、同じ道をひたすら歩き続けているのではないか?」という冗談が、
現実の物のように思えてきました。
さらに歩くと、湿原の内部をちょっとだけ回れる木道が待っています。
何もありません。人も数人としかすれ違うことは無かったです。
中々感動的でした。
そんな道を歩き続けて展望台から4時間近く、ついに目的地の温根内ビジターセンターにたどり着きました。
俺達はやったぞ!やったんだ!!
しかしここで驚愕の事実が!
予定だと、ここでバスに乗って展望台まで戻る予定だったのですが、
バスの時間割を見る限り、2時間近く待たなければいけない事が判明しました。
道のりは5.3キロ、周りには自動販売機一つ無い。もう狐に化かされるのは嫌だったので、
山側の車道から徒歩で帰ることを決心しました。
我々は何故、生まれ、何のために生きているんだろう。
そしてどうして北海道まで来て、苦行を行っているのか、その理由は誰にもわかりません。
(原因はどう考えてもリサーチ不足です)
人生というのは、この道のように苦しく、長い道のりを、ただ歩いていく、そんな物なのかもしれない。
そんな事を考えながら、ほぼ無言で1時間以上歩き続けました。
「おい!あれは!」
「湿原展望台じゃないか!!」
「やった!やったぞ!俺達はついにやったんだ!!」
一度見た景色が、あんなに輝いて見えたのは、生まれて初めてです。
どんなに険しく、辛い道のりでも、ゴールはある。
釧路湿原は、僕たちにそんなことを、教えてくれた気がします。
皆はバスの時間をチェックするか、ビジターセンター→展望台は車で移動しようね!
その後、体力を使い果たしていたため、栄養をつけようということで
厚岸町まで行きました。写真は厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」(道の駅)。
厚岸(あっけし)はWikipediaによるとアイヌ語で「牡蠣の多いところ」という意味だそうで、
牡蠣が一年中食べられるらしいです。
食堂にいくと、トレイを渡され、「水槽から食いたい物を自分で取って下さい。」というセルフサービスでした。
そこで牡蠣(大)やら貝やらウニやらをトングで取って、自分で焼いて美味しくいただきました。
サンマなどもあります。値段も欲張らなければそんなに高くはならないかな?(自分は3000円くらい食べましたが)
多分サンマとご飯だけなら300円で食べられます。それはいくらなんでも質素すぎるだろう。
店員の方は地方の町という背景もあり、外国人の方が多かったですが、
牡蠣ナイフの使い方など、丁寧に教えてくれて好印象でした。(サンマの食べごろも教えてくれました)
満腹になった後はホテルに直行して寝ました。足首が血だらけで大変な事になってました。
そんな釧路湿原ウォーキングライフ、あなたも体験してみませんか?
私は結構です。
2日目のkmzファイル:20090919.kmz